ニュース
日本語学校教育機関としての自己点検・自己評価
日本語教育機関名:アース外語学院
点検・評価実施日:2023年3月31日
実施責任者 :小畑 泰子
アース外語学院は、日本語教育機関の告示基準第1条第1項18号の規定に従い、当校の教育理念に基づき、適切な学校運営を行い、教育水準の向上に向け、自己点検、自己評価を行い、当校ホームページに掲載する。
5段階評価
【5:達成している 4:ほぼ達成している 3:どちらとも言えない 2:取り組みを検討中 1:改善が必要】
- 教育理念・目標
(理念)
学生たちが本校で日本語を学ぶことを通して、母国と日本との文化・習慣・精神的風土の違いを理解し、大学院や大学、専門学校で得た知識を生かして自らの夢を実できるように支援し、同時に母国と日本とのきずなになるような人材を育成する。
(教育目標)
1.向上心のある学生を募り、大学院・大学・専門学校で十分学びうる高度な日本語力をつけ、日本語能力試験の上位合格を目標にする。
2.進学のための日本語教育に留まらず、日本の社会生活に役立つ実用的な日本語を教育する。
3.日本での生活を通じて、日本の文化、習慣、考え方などを理解し、広い視野と公平な判断力が持てるように指導する。
評価
【5】・理念・教育目標は定められているか
【5】・育成人材像は明確か
【5】・理念に基づく教育が行われているか
【5】・理念と教育目標が、職員・生徒に周知されているか
現状の取り組み/課題
・日本留学試験対応の授業を、中級コースからカリキュラムに織り込み済み。
・日本社会に実際に触れるための社会見学、学校行事を実施済み。
・母国にてN5レベルの学習をしてきた学生は、非漢字圏の学生ながら、入学後8か月でN3に合格しているので、学校の方針・目標は教職員にも周知されていると考える。
今後の課題。
「読み」にまだ弱い部分があるので、学生の負担をできるだけ増やすことなく強化するのが今後の課題。
- 学校運営
評価
【5】・運営方針が明確化され、職員に周知されているか
【5】・運営組織や意思決定機能が確立され、効率化しているか
【5】・情報システム化等による業務の効率化が図られているか
【5】・経理規程が明確化であるか
【5】・人事・労務管理規程が定められているか
現状の取り組み/課題
・毎日授業前の打ち合わせとラインアプリ及びTeamsを通して教職員の情報共有、素早い意思決定が実施されている。
・重要事項については半期に一度の全教職員のミーティングで意見交換・決定を行っている。
・経理・労務管理規定が整備ずみ
- 財務
評価
【5】・中長期的に学校の財政基盤は安定しているか
【3】・予算・収支計画は有効かつ妥当か
【5】・会計検査が適切に行われているか
現状の取り組み/課題
・母体企業の財政基盤は安定している。
・学生数も順調に増え、増員も認められ、海外からの評価もあがり、学生募集も順調である。
- 教職員
評価
【5】・校長、主任教員、教員は「日本語教育機関の運営に関する運営基準」で定められた要件に適合しているか
【5】・教育理念・教育目標が教員間で共有されているか
【5】・教育目標を達成するための取り組みがされているか
【5】・教職員の評価を行っているか
現状の取り組み/課題
・ラインアプリ・Teamsの利用と、授業前の打ち合わせによって、授業及び学生の情報を共有している。。
各教員が授業に対する改善、授業進度の調整を行っている。
学生の指導方針において、意志統一を図り、対策を立て実践ずみ。
・当校での経験の浅い教員については教案チェック・授業参観を通じてレベルの向上を図っている。
・教務会を半期に一度行い、教職員全員が参加して、学校の理念や目的を再度確認、教材開発、
カリキュラム立案、クラス編成などについての意志疎通を図っている
・年1回、学生に対し教員の評価アンケートを行い、結果を集計し共有、改善行う。
- 在留管理と生活指導
評価
【5】・生活指導責任者及び入管事務担当者が特定され、学生に周知されているか
【5】・入国・在留関係の管理・指導が適切に行われているか
【5】・学生が母国と日本の文化の違いを理解するための指導やアドバイスが行われているか
【5】・学生の出席状況の管理とフォロー体制が確立されているか
【5】・我が国の法令を遵守させる指導を行っているか
現状の取り組み/課題
・入学時及び休み前など定期的に、日本の法律、生活ルール・マナーなどを、教員、生活指導担当者の指導のもと、全学生にオリエンテーションを実施。
日本語、母国語でのポスターを作成。日々の学生生活で目に触れる場所に掲示を行い周知ずみ。
・2日以上、欠席が続く学生については、生活指導担当者(通訳含む)が自宅訪問し、面談の実施。
欠席した理由や、今後の解決策について、親身に相談を行っている。
- 教育施設
評価
【5】・教室、その他の施設は、「日本語教育機関の運営に関する基準」に適合しているか
【5】・全ての教室は照度、換気は十分に確保されているか
【5】・全ての教室は必要な遮音性が確保されているか
現状の取り組み/課題
・毎日、教職員が当番で、終業前に、全ての教室、設備に異常がないか、確認を行っている。
・毎朝、必ず教職員が、各使用予定の教室をまわり授業前に充分な換気を行っている。
・定期的に外部専門業者に、安全設備点検を依頼し、実施ずみ。
- 教育活動
評価
【5】・教育目標達成にむけた内容や進度であるか
【5】・カリキュラムは体系的に編成されているか
【5】・教育内容・方法についての教員間で共有しているか
【5】・教育目標に適合した教材や機器が使用されているか
【5】・学習理解の到達度の確認はなされているか、成績評価は適切か
【5】・個別学習指導等の体制・指導が行われているか
【5】・日本語試験の認定率向上のための指導体制は確立されているか
現状の取り組み/課題
・Teams及びラインアプリを使うことで、進度や授業態度について教員間の情報共有を密に行ってきた。
・コロナ禍の影響で入学時期にばらつきが生まれたため、夏休みに補習を行い学生の進度を揃えるなど、きめ細やかな教育活動を行った。
・学生数が増えて来たので、教員間での情報共有を密に行い、教育レベルの平準化、及び、更なる向上
を目標に活動を継続する。
- 学生支援
評価
【5】・住居やアルバイト等、学生の生活環境への支援・助言等が行われているか
【5】・学生の生活相談に関する体制は整備され、機能しているか
【5】・進路指導担当者が特定され、学生に周知されているか
【5】・進学・就職指導体制は整備され、機能しているか
【5】・健康診断を定期的に行っているか
【5】・学生の日常生活における心身の健康管理体制が整っているか
現状の取り組み/課題
・進路指導及び生活、アルバイトについて、生活指導、進路指導担当、通訳を交え、
個人面談を行っており、個人毎の希望進路に向けて、成績・生活費・先々の収支、支弁者への相談助言
など、具体的な指導を行ってきた。
・年1回の健康診断の実施を行い、新型コロナウィルス感染症予防に向けて、
啓発ポスターの掲示や、うがい、手洗い消毒など注意喚起を行ってきた。
・毎日、教職員が当番制で、玄関、エレベーター、階段手すり、教室内の消毒を行い、
クラスター感染防止に努めている。
・学生の登校時に体温測定、手指のアルコール消毒を行わせている。
- 学生の募集
評価
【5】・学生の受け入れ方針は定まっているか
【5】・方針は理念・教育目標に沿ったものか
【5】・募集計画を定めているか
【5】・募集活動は適切に行われているか。教育成果は正しく伝えられているか
【5】・定員設定・在籍数は適正か
【5】・入学選考は適正かつ公平な基準で行われているか
現状の取り組み/課題
・募集要項に、対象者、入学資格について、明確に受入れ方針を記載。
・入学選考は、差別なく、適正かつ公平な基準で実施。
10、教育の成果
評価
【5】・日本語能力試験、日本留学試験等の結果を把握しているか
【5】・進級、卒業判定が適切に行われているか
【5】・学生の卒業後の進路を把握しているか
現状の取り組み/課題
・個人毎の試験結果、成績、出席状況など、適切に評価。
・卒業後の進路を把握し、新しい環境への順応の聞き取りを行い、また進学先の教職員からも学生の様子を聞き取っている。
11、法令順守
評価
【5】・法令、設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか
【5】・個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか
【5】・自己点検・自己評価の実施と問題点の改善に努めているか
【5】・自己点検・自己評価結果を公開しているか
現状の取り組み/課題
・教育、運営において遵法の精神を、謳うだけでなく、今後も継続して実践し、学生に対し
模範となる機関として運営していく所存である。
12、安全・危機管理
評価
【5】・対象となる学生全員が国民健康保険に加入している
【5】・感染症発生時の措置を定めている
【5】・防災用品が備蓄されている
現状の取り組み/課題
・入学時、学生全員の国民健康保険加入手続きを一緒に各役所窓口で実施。
定期的に国民健康保険の期限切れがないか、確認。
期限切れ及び、未納者がいた場合は、生活指導員と学生とが、一緒に各役所窓口へ行き、
分割相談など、日本の社会ルールに沿った、指導を行っている。
・感染症発生及び、事故発生時に、緊急連絡体制を整備、管轄保健所の連絡先、
病院相談連絡先を周知及び掲示。
13、地域貢献・社会貢献
評価
【2】・日本語教育機関の資源や、施設を活用した社会貢献・地域貢献、学生のボランティア活動への支援、公開講座等の実施などの取り組みを行っているか。
現状の取り組み/課題
・2019年4月開校から日も浅く、またコロナ禍の影響もあり、積極的な地域貢献・社会貢献活動に
いたっていない。
地域での外国人留学生と住民との交流の促進は今後の課題として取り組んでいきたい。